計算化学主導分子創製研究グループ

研究代表者:是永 敏伸

目的

分子の高機能化に伴いその構造は複雑化の一途を辿り開発難易度は上がり続けているため、新分子開発に要する人・金・時間は増大し、地方大学では国際的な最先端競争が難しくなってきています。本研究グループでは、高度な量子化学計算技術を前面に押し立て、機能分子の特性や合成反応の本質を見極めた上で新分子設計を行なう“計算化学を主導とする機能分子の開発”を展開することで開発実験の効率化を図り、人的資源を補い、時間的競争力を高め、実験量の削減による環境に優しい研究を実施します。

構成員:8名(2020年7月現在)

是永 敏伸、白井 誠之、山中 克久、葛原 大軌、尾﨑 拓、鈴木 映一、浅井 彰太、
吉田 尚恵

研究概要

化学計算班(是永、鈴木、吉田)
 量子化学計算やMD計算で化学現象の解明や分子設計を行います

機械学習班(山中)
 化学計算を促進するためのAI技術やアルゴリズムの開発を行います

分子創成班
 無機触媒創成(白井):環境調和型二酸化炭素固定化触媒の開発を行います
 有機触媒創成(浅井):高活性・高選択的有機合成用触媒の開発を行います
 有機材料創成(葛原):有機デバイスを指向した機能性材料の開発を行います
 生体分子創成(尾﨑):生体分子の化学的解明および新規物質開発を行います

※当グループに所属しない方の化学計算も承ります。
 詳細は研究代表者にご相談下さい。

研究実績(2018年以降)

  1. Fujii, K.; Mitsudo, K.; Mandai, H.; Korenaga, T.; Suga, S.
    Enantioselective Acyl Migration Reactions of Furanyl Carbonates with Chiral DMAP Derivatives
    Chem. Eur. J. 2019, 25, 2208.
  2. Korenaga, T.; Sasaki, R.; Takemoto, T.; Yasuda, T.; Watanabe, M.
    Computationally-led Ligand Modification using Interplay between Theory and Experiments: Highly Active Chiral Rhodium Catalyst Controlled by Electronic Effects and CH–π Interactions
    Adv. Synth. Catal. 2018, 360, 322.
  3. Li, F.; Korenaga, T.; Nakanishi, T.; Kikuchi, J.; Terada, M.
    Chiral Phosphoric Acid Catalyzed Enantioselective Ring Expansion Reaction of 1,3-Dithiane Derivatives: Case Study of the Nature of Ion-Pairing Interaction
    J. Am. Chem. Soc. 2018, 140, 2629.

リンク

岩手量子化学計算研究会