グリーン化学プロセス研究グループ

研究代表者:白井 誠之

目的

 人体や環境への負荷を抑え,かつこれまで以上に効率的なモノづくりを可能とする技術革新が望まれています。本研究グループでは,人体や環境への負荷が大きな有機溶媒や無機酸を用いる現行のプロセスに対して,超臨界二酸化炭素,高温水,イオン液体などを媒体として用い,さらに現行よりも高効率な化学プロセスの技術開発を目指しています。

構成員:11名(2018年4月現在)

白井 誠之、 横田 政晶、 會澤 純雄、 芝崎 祐二、 土岐 規仁、 七尾 英孝、
木村 賢一

イオン液体サブグループ(リーダー: 宇井 幸一)
 宇井 幸一、 関本 英弘、 万代 敏彦、 鈴木 映一

研究概要

 超臨界状態を含む高温高圧状態の二酸化炭素や高圧炭酸水を,有機溶媒や無機酸の代替として用いる化学合成技術,二酸化炭素を基質として有用化学物質を合成する化学技術開発を行う。具体的には,有機合成,高分子合成・加工,潤滑,抽出,発泡などの化学プロセス開発を行う。特に,従来法に比較し,用いる試薬による人体や環境への負荷を抑え,かつ省エネルギー型の化学物質合成技術開発を目指すものである。無機化学,有機化学,物理化学,化学工学を専門とする構成員が協力し,実プロセスにつながる技術開発を行う。


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